なぜ今、世界中で「ウェルビーイング」が必要なのか?

最近、「ウェルビーイング(Well-being)」という言葉を街中やニュースでよく耳にしませんか?
ウェルビーイングとは、単に「病気ではない」ということではなく、「身体的・精神的・社会的に満たされ、自分らしく生きられている状態」を指します。
今、この考え方が急速に広まっている背景には、私たちの価値観の大きな変化があります。
1. 「モノ」から「ココロ」の豊かさへ
かつては、高級車や大きな家など「所有すること」が幸せの象徴でした。しかし現代、特にこれからの時代は、**「どれだけ良い経験ができたか」「どれだけ自分らしくいられたか」**という心の充足感が重要視されています。
2. サステナブル(持続可能)な生き方へのシフト
「自分さえ良ければいい」という考え方は、環境破壊や社会の分断を招きました。SDGsの先にあるのは、地球環境も自分自身の心も壊さずに、持続可能な幸せ(サステナブル・ウェルビーイング)を追求する生き方です。
旅のトレンドは「サステナブル観光」へ

ウェルビーイングへの関心は、「旅」の形も変えています。今、世界的に注目されているのが「サステナブル観光(持続可能な観光)」です。
これは、観光地の自然環境や文化を守りながら、旅行者自身もその土地に貢献し、心身を癒やす旅のスタイルです。
- 地域のゴミを拾う活動に参加する
- 地産地消の食事を楽しみ、地域の活性化に貢献する
- その土地の人々と深く交流し、新しい価値観に触れる
ただ消費して終わる旅ではなく、「旅をすることで、訪れた場所も、自分自身もより良くなる」。こうした体験が、最高のリフレッシュとウェルビーイングをもたらすと気づき始めた人が増えています。
プロギング静岡が提案する「足るを知る」と「やってみる」

「ウェルビーイング」や「サステナブル」と聞くと少し難しく感じるかもしれません。そこでプロギング静岡では、日常で実践できる2つのステップを大切にしています。
① 足るを知る(心の土台)
老子の教えにある「足るを知る」は、今ある幸せに気づくこと。
「今日も呼吸ができる」「綺麗な景色がある」「仲間がいる」。
「何かが足りない」と探すのをやめ、「今ここにあるもの」に感謝する。 これがウェルビーイングの第一歩です。
② やってみる(行動する喜び)
心の土台ができたら、次は小さなアクションです。
慶應義塾大学の前野隆司教授が提唱する「幸せの4因子」の筆頭は**「やってみよう(自己実現と成長)」**です。
新しいコミュニティに飛び込む、ゴミを一つ拾ってみる。その小さな「やってみる」が、脳に達成感と喜びを与えてくれます。
調査データが証明する「プロギング」の効果

プロギング(ジョギング×ゴミ拾い)は、まさに「サステナブルな行動」と「自分自身の健康(ウェルビーイング)」を同時に叶える活動です。
プロギング静岡の調査(2026年2月時点、78名回答)では、驚きの結果が出ています。
- 幸福度(10段階): 初参加者平均 7.65 → リピーター平均 8.43
- 地域への帰属意識: 5点満点中 4.79(リピーター)
- 次回参加意向: 97.4%
参加者の声:
「運動×環境保全をしながら、地域の方と新しい繋がりができた」
「空気が澄んだ自然の中でリフレッシュできた」
データが示す通り、「誰かのため、地域のために動くこと(サステナブルな行動)」が、結果として「自分を最高に幸せにする(ウェルビーイング)」という幸福のサイクルが生まれています。
まとめ:あなたのペースで、新しい豊かさを

これからの時代、ウェルビーイングは「あればいいもの」ではなく、「より良く生きるための必須条件」になっていきます。
サステナブル観光のように、外の世界を大切にすることは、巡り巡って自分の心を豊かにしてくれます。
プロギング静岡は、そのきっかけの場です。
- 元気がある時は、「やってみる」(プロギングに参加!)
- 疲れている時は、「足るを知る」(家でゆっくり、今ある幸せを噛みしめる)
無理をせず、自分の「今の状態」に合わせて選ぶ。それが、あなたらしいウェルビーイングの形です。
静岡の美しい街並みを走りながら、心も体も満たされる体験を一緒にしてみませんか?
参考文献・出典
- プロギング静岡 ウェルビーイング調査結果
- 前野隆司・前野マドカ『ウェルビーイング』日経文庫
- WHO Health Promotion Glossary of Terms 2021
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